区民葬って
お電話でのお問い合わせや、実際の葬儀打ち合わせで、「区民葬でやりたいんですけど、区民葬ってなんですか？ 区民の葬儀だから安いんですか？」というお声を頂くことがありますので、今回は区民葬についてつぶやきます。
区民葬ってなんぞや？東京都葬祭業協同組合が発行している区民葬パンフレットには、こう書いてあります。
「戦後間もなく一般消費者の生活がまだ豊かでなかった時代に葬祭業協同組合が東京都に働きかけ、当時は都民葬として通常より安価な葬儀制度を創り発足したものです。後に２３区に移管され現在の区民葬儀になったもので、これらは区から補助金等が支給されているのではなく、あくまで葬祭業者の奉仕の精神に基づいて行われているものです。区では区内葬祭業者の協力で、区民葬儀利用券を発行しております」
「祭壇料、霊柩車運送料、火葬料、遺骨収納容器代、これらそれぞれを必要とするもののみを選び、組み合わせて利用します。祭壇を利用しないで寝棺のみも選べます。人件費は別途掛かります」
「葬儀を行うにあたっては、 区民葬儀料金に含まれない諸費用が別途必要になる」
この含まれない諸費用というものが沢山あります。例えば、遺体保存のドライアイス、霊安室保管、ご遺体の搬送、遺影写真、会葬礼状、料理、返礼品、お花、供物、会場費、人件費などなど・・・。しかもこれらは依頼先の業者の料金です。
「区民葬」というのは、やり方によっては、葬儀代をとても低価格に抑えられるかもしれませんが、一般的なお葬式を出そうとすると、総額は決して安くないかもしれません。区民葬料金以外の部分に不明瞭な部分があるため、まずは見積もりを貰うことをお勧めいたします。区民葬は全東京葬祭業連合会に加盟している指定店でしか取扱できません。どうぞ、信用度のある区民葬儀取扱指定店にてお問合せしてみてください。
